コロナ終息後の社会を考える|その3

コロナ収束後の社会を考える記事のアイキャッチ

ポストコロナ社会を考える第3回目の記事は、

Stay With Community」という、東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生先生が出した感染爆発予防シミュレーションを軸に、皆様の経営のヒントとなるお話をさせていただきます。

Stay With Community

東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生先生が出したシュミレーションでは、以下のようなアウトプットが出ています。

スケールフリーネットワーク(SFN)を都市における時空間制約下に近づけた感染拡大モデル

感染爆発の予防は、

  • Stay with Community 会う人を学校や職場などのコミュニティ内に限定すれば、行動自粛しなくても顕著な感染拡大はしない。ただし、通常生活の中でコミュニティ外の人と接触機会が多い個人(Wが大きい人)が相当いると感染爆発を起こす可能性があるという結果。今後、大規模なシミュレーションにより自粛の効果検証予定。
  • 早い段階で個々人が行動自粛をやめてコミュニティ外との接触を増やすと、収束せずに感染者が継続して発生。

引用元:マルチエージェントモデル等のシミュレーション 行動自粛の方策の検討 #2

この研究で面白いのはコミュニティ内同士の人での飲食であれば感染リスクは高くはないが、コミュニティ外からの人との飲食をするとリスクが高いという結果です。

毎日顔を合わせている同僚との飲食はコミュニティ内のためリスクは低く、営業先で普段会うことのない取引先の方と昼食すると、コミュニティ外のためリスクが高くなる・・・といった具合です。

仮にコミュニティ内で感染が生じても、生活がコミュニティ内で完結すると仮定すれば、収束が速いのは明らかです。

いま求められている(これから加速するであろう)行動変容は、見知らぬ人との接触を避けること。そして感染拡大後に接触のなかった人と新たに対面する機会を作らないことです。

コロナ後という言葉を私も使っていますが、実際に収束するには数年かかるかもしれず、また新型コロナウイルス以上のパンデミックが世界を襲う可能性も否定できません。

大規模なトレーニングジムの画像
大規模トレーニングジム

例えば1か所に人を集めてコストダウンをする大型フィットネスジムなどは、不特定多数の人を集めなければ、高い家賃、高価な設備に対する減価償却、多額の人件費などを賄えず、採算が合わず経営が成り立ちません。

しかし、不特定多数の人が集まるということがリスクであるコロナ後の社会で、コロナ以前と同じようなビジネスをするのは、かなりハードルが高そうです。

仮に、不特定多数の人を集めても安心感を持ってもらえるようにするためには、いかに蜜を避けるか?(広さ)、換気ができるか?(窓の多さなど)などなどやはり広いスペースが重要であることから、都心よりも地価の安い郊外という流れは避けられないでしょう。

パーソナルトレーニングの画像
少人数のパーソナルトレーニング

一方で、パーソナルジムといわれる、マンションの1室で行われるようなジムや、短期集中的にダイエットをさせるようなジムは減少傾向、健康増進のための継続的な筋トレについては増加傾向のようです。もちろん、パーソナルジムはイニシャルコスト・ランニングコストを大型店舗より低く抑えられるのでその点は大きいものと考えられます。

パーソナルトレーニングでは蜜が避けられること、客単価を高く取れること、不特定多数が訪れないため感染リスクを減らせることなどがメリットとして挙げられます。これは一見さんお断りのビジネスモデルと言えるかもしれません。

地域の健康ニーズにこたえられる院に

パーソナルトレーニングと施術が一つになった施設
パーソナルトレーニングと施術所の融合

私が提案したいのは、ずばりパーソナルトレーニングと施術所の組み合わせ施設です。

先述のパーソナルトレーニングも今後大型店舗が少なくなる中でニーズ増加が見込まれ、筋骨格系のスペシャリストである先生方がトレーニングを教えることで様々なシナジーが生まれます。

他のメリットとしては、治療効果を高められることです。臨床でよく目にされる変形性関節症や高齢者の廃用症候群にトレーニングはエビデンスも多くあります。

また、パーソナルトレーニングとしての体力維持、スポーツ能力の向上、リハビリなどにも活用できます。

おすすめトレーニング機器

高齢者向けであればリハビリテーション病院やディサービスでの導入実績が多数のタートルジムケアエルハーモニーがおすすめです。見守りの必要がないため、スタッフを割く必要がないのでスタッフが避けない方にお勧めのマシンです。

タートルジム

タートルジムの導入施設画像
タートルジム

タートルジム製品ページ

ケアエルハーモニー

ケアエルハーモニー製品ページ

幅広い年代層であればキストレと組み合わせた6種類のサーキットで全身を鍛えるYATAGARASUや、アイアンクリニック脚がおすすめです。パーソナルトレーニングとして全身を鍛える、変形性関節症のリハビリ、廃用性症候群の予防、痩身などオールマイティに対応でき効果が高いのが特徴です。

アイアンクリニック脚

アイアンクリニック脚の画像
アイアンクリニック脚

アイアンクリニック脚の製品ページ

YATAGARASU

YATAGARASU のマシンを見る

YATAGARASUの導入事例


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この記事を書いた人:江崎 健太郎
江崎器械株式会社で代表を務めております。 トムソンベッドを30年以上取り扱う会社の三代目社長を勤めています。近年は高齢者向けトレーニングマシン「タートルジム」の開発にも携わっています。 マレーシアにて開催された、3RD.World Conference On Exercise Medicine 2019に「Think Simple In Training Elderly To Engage In Physical Exercise」という講演タイトルで登壇致しました!