ポストコロナ社会を考える第3回目の記事は、
「Stay With Community」という、東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生先生が出した感染爆発予防シミュレーションを軸に、皆様の経営のヒントとなるお話をさせていただきます。
Stay With Community
東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生先生が出したシュミレーションでは、以下のようなアウトプットが出ています。
この研究で面白いのはコミュニティ内同士の人での飲食であれば感染リスクは高くはないが、コミュニティ外からの人との飲食をするとリスクが高いという結果です。
毎日顔を合わせている同僚との飲食はコミュニティ内のためリスクは低く、営業先で普段会うことのない取引先の方と昼食すると、コミュニティ外のためリスクが高くなる・・・といった具合です。
仮にコミュニティ内で感染が生じても、生活がコミュニティ内で完結すると仮定すれば、収束が速いのは明らかです。
いま求められている(これから加速するであろう)行動変容は、見知らぬ人との接触を避けること。そして感染拡大後に接触のなかった人と新たに対面する機会を作らないことです。
コロナ後という言葉を私も使っていますが、実際に収束するには数年かかるかもしれず、また新型コロナウイルス以上のパンデミックが世界を襲う可能性も否定できません。

例えば1か所に人を集めてコストダウンをする大型フィットネスジムなどは、不特定多数の人を集めなければ、高い家賃、高価な設備に対する減価償却、多額の人件費などを賄えず、採算が合わず経営が成り立ちません。
しかし、不特定多数の人が集まるということがリスクであるコロナ後の社会で、コロナ以前と同じようなビジネスをするのは、かなりハードルが高そうです。
仮に、不特定多数の人を集めても安心感を持ってもらえるようにするためには、いかに蜜を避けるか?(広さ)、換気ができるか?(窓の多さなど)などなどやはり広いスペースが重要であることから、都心よりも地価の安い郊外という流れは避けられないでしょう。

一方で、パーソナルジムといわれる、マンションの1室で行われるようなジムや、短期集中的にダイエットをさせるようなジムは減少傾向、健康増進のための継続的な筋トレについては増加傾向のようです。もちろん、パーソナルジムはイニシャルコスト・ランニングコストを大型店舗より低く抑えられるのでその点は大きいものと考えられます。
パーソナルトレーニングでは蜜が避けられること、客単価を高く取れること、不特定多数が訪れないため感染リスクを減らせることなどがメリットとして挙げられます。これは一見さんお断りのビジネスモデルと言えるかもしれません。
地域の健康ニーズにこたえられる院に

私が提案したいのは、ずばりパーソナルトレーニングと施術所の組み合わせ施設です。
先述のパーソナルトレーニングも今後大型店舗が少なくなる中でニーズ増加が見込まれ、筋骨格系のスペシャリストである先生方がトレーニングを教えることで様々なシナジーが生まれます。
他のメリットとしては、治療効果を高められることです。臨床でよく目にされる変形性関節症や高齢者の廃用症候群にトレーニングはエビデンスも多くあります。
また、パーソナルトレーニングとしての体力維持、スポーツ能力の向上、リハビリなどにも活用できます。
おすすめトレーニング機器
高齢者向けであればリハビリテーション病院やディサービスでの導入実績が多数のタートルジム、ケアエルハーモニーがおすすめです。見守りの必要がないため、スタッフを割く必要がないのでスタッフが避けない方にお勧めのマシンです。
タートルジム

ケアエルハーモニー
幅広い年代層であればキストレと組み合わせた6種類のサーキットで全身を鍛えるYATAGARASUや、アイアンクリニック脚がおすすめです。パーソナルトレーニングとして全身を鍛える、変形性関節症のリハビリ、廃用性症候群の予防、痩身などオールマイティに対応でき効果が高いのが特徴です。
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